School of Dog?

ブログというより、昔のホームページみたいな……。

NHK_小さな旅「ずっとヨシ原で~栃木県 渡良瀬遊水地~」

f:id:school_of_dog:20151105224442j:plain今まで、短い感想記事は書かず、ちゃんと企画したものだけを……と思ってブログをやってきました。

 ですが、最近では管理人たちの気が変わり、短い記事を書いてもいいじゃないかと考えるように。

 こういったわけで、書くのに1時間もかかるようなものばかりではなく、チャチャっと仕上がるようなものもひっそりと掲載していくことにしました。

 さて、そんなライトな記事第一弾は、泣く子も黙る「小さな旅」の渡良瀬遊水地特集です。

 小さな旅!

 ワタシ、この番組自体大ファンなんですよ。

 ワタシの中では、ご飯を食べながら見るのにちょうどいい番組No.1。

 あんまり騒々しい番組だと、何を食べているのかよく分からなくなっちゃったり……オバチャン臭いかしらね。

 それはともかくとして、先日ヨークシャ先生と、渡良瀬遊水地を造るために沈んだ谷中村に関する記事を作ったわけですが……。

 

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f:id:school_of_dog:20151105224442j:plain谷中村問題は確かに示唆に富んでいますが、一方で刺激的すぎて、渡良瀬遊水地それ自体が持つ面白さや大切な何かが隠されちゃっているんじゃないかなぁとも思ったのです。

 だって、実際に行ってみたら、自然豊かで、間違いなくこの辺りに住んでいる人たちの生活に影響を及ぼしていると思ったんですもの。

 NHKは「土曜ドラマ 足尾から来た女」で谷中村問題を大々的にフィーチャーしたことが記憶に新しいですが、この「小さな旅」では谷中村問題はほとんど出てきません。

 じゃあ、何が描かれているのか?

 渡良瀬遊水地という環境の中で、人々はどう生きているのか、です。 

 

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f:id:school_of_dog:20150803102459p:plain位置をご確認下さい。4県に接する巨大な池。これだけでもう、この場所の面白さ・特殊性が分かる。

 

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f:id:school_of_dog:20150803102459p:plainこの番組には、遊水地から得られるふたつの「恵み」と、ひとつの「恐怖」が登場する。

 ひとつめの恵みは葦簀(よしず)だ。遊水地に生えるヨシを使った、日本古来のカーテン。コメがダメな年でも、葦簀は重要な収入源となってきた。

 葦簀を作っているおじいちゃん①はいう。「一番感謝するのは遊水地だ」と。こういう発言を聞くと、「遊水地=鉱毒事件に伴う負の歴史」という見方が短絡的だと気付かされる。

 もちろん、遊水地がなくても、渡良瀬川沿いで人々は水の恵みを得たことだろう。だけど、渡良瀬川ではなく、渡良瀬遊水地だからこそという部分もあるように思える。

 

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f:id:school_of_dog:20150803102459p:plainヨシが病害虫にやられることを防ぐための、3月のヨシ焼き。

 小さな旅は、本当に映像がいい。

 

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f:id:school_of_dog:20150803102459p:plainふたつめの恵みは、川魚。小中学生の時から川魚を獲って遊んでいたおじいちゃん②は、「遊水地の魚は、自由に泳いでいるから美味しい」という。

 そんなおじいちゃん②は、先述のおじいちゃん①と50年来の友人なのだとか。②が川魚を届け、①が料理をする。そこにあるのは、遊水地によって繋がれる男の友情か。

 なお、「恐れ」とは水害のこと。遊水地の周辺に住む人たちは、逃げ場を作ることに余念がなかった。