School of Dog?

ブログというより、昔のホームページみたいな……。

栄養ドリンク界の星「ユンケルスター」

ポケモンセンターに行けないのなら、道具を使えばいいじゃない!

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainはぁぁぁぁぁ……。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain開幕ため息だな。

 どうした?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainいや、最近少し忙しくて、ちょっと参っていたんだ……。

 ここらで一回、しっかり疲れを取らないといけないなぁと思いつつ、それがうまくできないでいるんだ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain俺は疲れたことないけど。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainブル先生は体力オバケなんですよ。

 さて、疲れについてだけど、体力ってゲームで例えればHP(ヒットポイント)だよな。

 体力を付けるためには、

   ①現在のHPを回復する。

   ②最大HPを増やす。

 この両方をしないといけないような気がする。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainうんうん。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain本来、ボクは②をやっていかないといけないとも思っているんだ。

 でも、さしあたっては①をやらないと、②に移ることもできない。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainほうほう。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainで、①なんだけど、考えつくのが睡眠・食事・入浴なんかだよな。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainちゃんとした睡眠と食事を取ることは、②にもつながるけどな。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainだけど、これではどうしても回復が追いつかないほど疲れている時はどうするか?

 ポケモンに例えれば、チャンピオンロードにハマって毎日抜け出せず、トレーナー(上司)に目を合わされてはバトルを挑まれ、ポケモンセンターに手持ちポケモンを連れて行くことができない時はどうするか?

 そう、「きずぐすり」みたいな道具を使うよな。

 現実世界における「きずぐすり」は、栄養ドリンクなのである!

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainうーん……、栄養ドリンクかぁ。

 というか、ポケモン例えは世代によっては通用しないぞ。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainだがしかし、ボクは今回、ポケモンで例え続けるのでよろしくな。

 さて、栄養ドリンクにもさまざまなものがある。

 一番有名なのは「ファイト一発!」で有名なリポビタンD。

 それから、斉藤和義のアリナミンや、くるりのチオビタ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainレッドブルやモンスターエナジーも栄養ドリンクに含まれるのかな。

 日本には栄養ドリンクが溢れかえっているな。

 どれだけみんな疲れているんだか。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain星の数ほどある栄養ドリンクだが、そんな中でもひときわ強く輝いている一番星がある。

 「ユンケルスター」だ!

 お値段何と4,000円。

 栄養ドリンクとしては相当高い部類に入る……と思う。

 ポケモンで言えば「かいふくのくすり」だ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain高っ!

 銭湯8回くらい行けるじゃねえか!

 走って銭湯入れば大体の疲れは取れるんだよ。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainボクもそう思った。

 けど、ほら、まぁ、何ていうか。

 好奇心と勢いで、気づいたらAma●onで注文してたよね。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain頼んだのかよ!?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain結構前に。

 でも、Ama●onでは2,000円で買えたよ。

 安い!(感覚麻痺)

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain俺なんかはもったいねぇって思っちゃうけど、本当に高いだけの価値があるのか?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain今からそれを人体実験するぞ!

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainお前は犬だろ。

 犬体実験、だ。

 

ユンケルスターと生薬

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain「ユンケルスター」は、1瓶50mL。

 150円で売っているリポビタンDなんかと、量自体は同じだ。

 その割に、箱がでかい。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainしかも金色だ。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain箱を開けると、これまた高級そうなキャップの付いた瓶と説明書が入っている。

 

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f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain説明書の一番上には、こう書かれているぞ。

 

 ユンケルスターは紅参、何首烏、イカリソウなど20種類の生薬にビタミン、タウリンなどを配合したドリンクです。

 滋養強壮、肉体疲労時の効果にすぐれた効果をあらわします。

 

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainまた、説明書には「ユンケルスター」に含まれている生薬がズラっと載っている。

 例えば、紅参(オタネニンジンの根)・反鼻チンキ(マムシを乾燥させたもの)・何首烏(ドクダミの根。カシュウと読む)・甘草(カンゾウの根)・ローヤルゼリー(ミツバチの咽頭線で作られる成分)などなど。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainユンケルってどういうものか全然知らなかったけど、生薬とか東洋医学の考え方を大切にしているみたいだな。

 栄養ドリンクって、カフェインと糖分と化学的に作ったタウリンを合体させたものって印象があったから意外だった。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainそもそもパッケージが金色なのも、中国で最高の色が金色だかららしい。

 せっかくだから、ユンケルスターについて少し調べてから飲むことにしようかな!

 

漢方・生薬の謎を探る (NHKライブラリー)

f:id:school_of_dog:20150803102459p:plain難波恒雄『漢方・生薬の謎を探る』。生薬について調べるために適当に入手したのだが、実はめちゃくちゃおもしろい本だった。新世界だった。

 

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain生薬というのは、自然に存在している動物・植物・鉱物などが持っている成分そのものを用いる薬ってことだ。

 これらには、科学的に説明がつかないものもあるかもしれない。

 だけど、難波先生曰く、天然薬物は「人類の長年にわたる試行錯誤から開発されたもの」で、「中には迷信的なものもありますが、まだ近代科学の力の及ばないものが多数存在して」いるという。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain人類が長年蓄積してきたものも、そう簡単にバカにはできない。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain例えば、ユンケルスターに含まれている紅参(高麗人参。ウコギ科。いつもスーパーなんかで買うのはセリ科)も、人類が薬として使ってきた長い歴史を持っているんだぞ。

 難波先生は、こういう例を紹介している。

 隋の文帝のころ、(中国)山西省のある家の裏から、毎日ヒトの呼ぶ声がする。

 誰の声かわからなくて、気味が悪く、住民はノイローゼになっていたんだ。

 ある日、家から少し離れた林に紫雲がたなびいている。

 調べに行くと人参が埋まっており、掘り出すとまるで人間のような形をした人参が出てきた!

 人々は大喜びでこの人参を持ち帰り、村でお祭りを開いたという。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain文帝といえば、聖徳太子の手紙を見て激怒した煬帝の父親だよな。

 ということは、これは西暦600年くらいの話か?

 かなり古い時代から、紅参が尊ばれていたんだな。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain中でも、山西省の紅参こそが本物らしいな。

 本物かどうかを確かめるためには、2人の被験者を呼び、一方に山西省の、他方にそうではない人参を食べさせマラソンさせると、偽物(?)を食べた方は必ず息が切れるんだとかいう実験をしてきたらしい。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain(それって、被験者の能力次第なんじゃ……)

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainあ、あと、最近中国で100年モノの紅参が採取されて、香港の業者が2,000万円で買ったらしいぞ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain2,000万円!!

 え、ユンケルスターに入っている紅参は山西省産なのか?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainいやいや、ユンケルに使われている紅参の産地は、韓国・中国・北朝鮮・日本(長野・福島・島根)って書かれているよ。

 本当に山西省の最高級紅参が使われていたら、4,000円で買えるはずない。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain確かに。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain日本の歴史でも、紅参の効果は折り紙つきとして知られていた。

 いや、知られすぎていたと言うべきか。

 紅参の薬効は必要以上に喧伝されて、病気の親のために高価な紅参を入手しようとした息子・娘も多かったらしい。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainあんまり東洋医学の世界を知らなかったけど、歴史・民俗学的な意味でも面白いな。

 思えば、病気って人間から切り離すことができないもんな。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain難波は他にも、色々な生薬を紹介している。

 例えば、ユンケルスターには入っていないけど「牛黄」という生薬がある。

 牛の胆石なんだけど、オーストラリア産の牛黄は同じ重さの金の3倍以上の価値があるんだとか。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainこれまた、すごい高級品だな。

 でも、胆石って病気なんじゃないのか?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainその通り!

 だから、牛の飼育技術が発達すれば牛黄の供給は低下するんだ。

 難波先生が調査したところ、1日に何千頭もの牛を処理する工場で、牛黄を持っている牛は0.1%もいなかったとか。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain生薬って、手に入れるのが大変なんだなぁ。

 それを思うと、ユンケルスターが4,000円するのはそれなりの意味があるんじゃないかと思えてきたわ。

 

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▲ユンケルの公式HPより。含まれている生薬を詳しく解説している。

 

いざ! 「かいふくのくすり」こと「ユンケルスター」実飲!

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainさて、いよいよ実飲!

 被験者、いや、被犬者の状況は、時期柄もあるのだけど、ひとことで言えば割とボロボロ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain顔色が土色だったのはそのせいか。

 ちなみに俺は、毎日ぐっすり8時間睡眠だ。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain今日は、ちょっと頑張って乗り越えないといけない日なんだ。

 これは、冷蔵庫で眠っているユンケルスターを飲もうと決めたぞ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainおお、ついに飲むのか。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain実は購入したの結構前なんだけど、ここぞって日に飲もうと決めていたんだ。

 じゃあ、いよいよ飲む!

 

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f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainマロ先生、ユンケルスター摂取中……

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f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainうん、まず味についてな。

 一口目、「あ、これ薬だ」という感覚に陥る。

 おいし……くはない!

 でも、飲めないことはまったくない。

 意を決して、ぐっと一気に飲み干す。

 濃厚。

 うーん……、何だかこれに似た味のお菓子(?)を食べたことがあるような気がするんだけどなぁ。

 麩菓子、だっけ?

 あれ、はちみつ、だっけ?

 味についてはそんな感じだぞ。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainひどいな。

 まったく伝わらない。

 もっとこう、「味の宝石箱やー」みたいな、表現に工夫を凝らせなさいよ。

 それじゃあ、食レポ界でやっていけないぞ。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plain別に、食レポで生きていこうとしているわけじゃないわい!

 さて、ブル先生とくっちゃべっていたら10分が経過。

 ただちに何かが変わる感じはないなぁ。

 即効性については、リポビタンDの方が強いくらいだ。

 とりあえず、仕事に行くとしようかな。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plain自分の体で効果を実験してくれい。

 

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f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainマロ先生、仕事中……

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f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainただいま。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainおう、おかえり。

 どうたったよ?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainまぁ、おかげさまで何とか乗り切れたよ。

 で、肝心のユンケルスターの効果なんだけど。

 削られたHPを大きく回復する効果……は感じられなかった。

 だけど、HPの最大値が100だとしたら、25より下には減らさないようにキープしてくれるような効果は大いにあった。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainポケモンでいえば、「かいふくのくすり」にはならないけど、「こらえる」が永遠に成功し続ける、みたいな?

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainそうそう。

 つまるところ、最後のところで踏ん張る力は湧いてきたってことだな。

 あと、関係あるのかないのか分からないけど、便通がものすごくよくなった。

 仕事中やばかった。

 危うく、人間としての尊厳を喪失するところだった。

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainアンタ、人間じゃないでしょ。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainはい、ということで結論です。

 まず、ユンケルスターは、メーカー希望小売価格である約4,000円の価値があるか?

 1回では判断しきれないし、人によって違うのだろうけど、ボクとしては「4,000円としての価値はない」と思う。

 ユンケルスターは、4,000円あったらできる他の疲労回復手段(栄養のあるものを摂る・銭湯に行く・マッサージに行く・泳ぐなどなど)を大きく凌駕する疲労回復手段ではないと感じたからだ。

 で、Ama●onで約2,000円で買えるわけだけど、こっちはどうか?

 すっごく悩むところなんだけど、多分これを飲んだ日は倒れることはないと思う。

 だから、その日を乗り越えられないことによって2,000円以上の損失を生んでしまうのであれば、飲んでもいいんじゃないかな!

f:id:school_of_dog:20151105224446j:plainシチュエーション次第だよな。

f:id:school_of_dog:20151105224439j:plainカフェインと糖分でゴリ押すタイプの栄養ドリンクとは違って、生薬は薬だ。

 その場しのぎ以上の意味はあると思う。

 だけど、栄養ドリンクを飲んだから万全になるわけではないことにも注意が必要だぞ。

 

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f:id:school_of_dog:20150803102459p:plainやっぱり栄養ドリンクって言ったら「ファイト一発」が思い浮かんでしまうのであって。でも、シチュエーション次第では、ユンケルスターありです。2,000円で限界を超えられるのだから。